院長ブログ

2018

4月

18

まちの鍼灸院

あいのわ鍼灸治療院は住宅街の中にあります。

より「先生、今痛めちゃった」「先生、今空いてる?」「相談事があるんだけど」などと飛び込みで周りの方にお越しいただくことが良くあります。

「駆け込み寺だね」「いざという時にあってくれて良かった」

鎌倉の雪ノ下に開院して来月下旬に6周年を迎えます。

時間を重ね、地域の方の町医者ならぬ町鍼灸院となれているようで
とても嬉しく思っております。

自分でも大好きな職。期待に応え続けていけるよう、変わらずに精進していきます。


2018

4月

18

20%

僕ら医療に身を置く者がその患者さんに関われるのは、20%だと言われています。
治療、施術の力はたったそれだけの数字…。

けれども「助かりました」「救われました」「生き返りました」と言っていただけるのが実際。

結果、20%(も)関われているのだと感じる。

では、痛み、悩み、辛さの治癒に必要なことは何なのか?

それは力を合わせるということだと思います。

治療者、施術者の力+患者さんの力=治癒

因果関係というものがあるように、病、痛みなどには何かしらの原因があります。
それはその人の生活の中からのもの。食事や睡眠、運動不足、ストレスの言葉に入ってくる思考や感情の癖など、重ねてきた悪しき習慣のようなものが原因またはそのきっかけになることが多いと感じています。

ということは、治療者、施術者がどんなにベストパフォーマンスをしたとしても、また生活指導をしたとしても、ご本人が行動に移してくれなければ、それらはなかなか良くならないし、繰り返します。

東洋医学の強みは、病だけでなく、もっと大きな範囲の人を診るということ。また、養生を加えていることです。より、当院でも食事や運動を含めた過ごし方の指導をさせていただいております。

鍼灸や漢方をきっかけにご自身を見つめてみてください。
体質、気質などを知った、その上でご自身にあった養生をし、病や痛みの改善に取り組んでいきましょう。

段々と人生を美しくするお手伝いをさせていただきます。


2018

4月

09

イライラしないために

イライラ…しない人、しない日を探すことはとても困難な事なのではないのでしょうか?

イライラした後、イライラし怒った後って疲れますよね?(^_^;)

東洋医学においても、怒りの感情が持つ力は一番と言ってよい程に強く、出せばエネルギーは消耗し、閉じ込め、抱えれば他や内を傷めると考えます。

より、出来るだけイライラはしたくないですよね。

イライラの原因は様々だと思いますが、思いつく大きなものは
〇自分の流れを乱され、止められることでイライラする
〇疲れてきたら他を受け入れられず、イライラする
ではないでしょうか。

両者ともに共通するものは「器」だと思います。

器が大きければ、多少乱されても動じないし、疲れを感じたとしても差程でなくイライラしない。

この器。東洋医学の用語に置き換えれば「気」になります。
気の幅が広ければ、イライラは起きづらいと考えられます。

気の幅を広げるには、学びや体験、経験値を上げていくことは必要と考えますが、時間を重ねないとなかなかすぐにとはいきません。
その間にも「気を遣う」という言葉がありますが、日常の中で消耗していきます。

では、どのようにして日常の中で気を補っていくのか?

一つは、睡眠をしっかりとること
二つは、食事をしっかりとること

大切なのはこの二つです。
睡眠はしっかりととることで、記憶の整理や脳をクールダウンし、余白を作ることが出来ます。食事は、気血のもととなる成分の素です。気血が作られれば、身体だけでなく、精神的な栄養にもなります。食事においては、自身の体質を知った上で何をバランスよく摂りいれていくのかを知ることも必要です。

しかし、その二つが上手くできない場合は、またその原因を改善するようにします。

気を補うことは、あくまでも満たすことです。溢れるようにしてはなりません。
溢れないようにするためには、巡らせることです。必要なのは、動かすこと、動くこと、運動です。上記二つに合わせて程よく運動も取りいれてくださいね。

いつもイライラしやすいという方、矢印の方向を外に向ける前に
自身の睡眠や食事など生活習慣を見直してみてください。
それは、イライラを防ぐだけでなく、心身の健康にも繋がります。

 

 


2018

3月

27

回り道だけど近道

よく、西洋医学には即効性があり、東洋医学にはそれが無いと目にします。
そんなことはありません。ぎっくり腰などのように急性的かつ表面的な痛みであれば即効性はかなり高いです。しかし、慢性的なものや内科疾患に関しては、確かに西洋医学的アプローチに比べると時間はかかると思います。何故なら原因、本質に目を向けているからです。

「あれ、またここ痛くなっちゃった」
「ここの痛みずっととれないな」
「いろいろ試しているのだけど、冷えがとれないな」

そんなこと、ありませんか?

何を試しても繰り返す痛み、ずっとある痛みには原因があります。
それを東洋医学では、気、血、水の状態と診ることが多いです。
気の不足、血の不足、水の不足
気の滞り、血の滞り、水の滞り
これらは、体質や長らくの生活環境、生活習慣、精神の状態など様々な要因から起きます。また、それらが要因となっていることは専門家でないと知りえないことです。

ということは、そこに手を当てないと原因から治すことにはなりません。
この原因は、奥底のもの、長らくのもの、癖を正すようなものなので改善には時間がかかります。
施術する側としては、時間がかかるというより時間をかけます。
急いでどうにかなるものではないですし、時間をかけないと何処かに無理が生じて副作用のように二次的なものを生んでしまうからです。

時間をかけますが、原因、本質を改善しています。より、改善が出来れば、身体のいたるところにあった症状が全て良くなることに繋がります。
例えば、足腰の冷えがある方に起きやすい頭痛、肩こり、背中の痛み、腰痛、胃腸の不調、月経不順などが時を同じくして良くなる。そんなことがあります。また、それらが繰り返しづらい。

このようなことを考えれば、回り道、遠回りのようで一番の近道なのではないでしょうか。


2018

3月

19

視野を広げて

 

昨日は、私も参加させていただいている中医学鍼灸・漢方勉強会三旗塾が主催する年に一度のオープン講座に参加してきました。

今回は
〇名古屋の正木民子先生「バストアップと女性の心身の繋がりについて」
〇横浜の日色雄一先生「鍼灸、気功、手技療法、三者の関係性について」
二名の先生の貴重な講演を聴講させていただきました。

まず、正木先生のお話…今回の講座のポスターを拝見した時から興味がありました。なぜなら、男性の自分としては全く実感の無い話だからです。大変に失礼ですが「女性って、そんなにバストのサイズや位置って気にするの?」と思っていましたが、きっとしていますよね。「どう見ているのか?見られているのか?」など、自身と他、中と外の視点から自身に対してギャップやコンプレックスを感じている人は殆どだと思いますので。私も母に「あんた、足短いね~」と言われた時はショックでしたから(^_^;)
正木先生は、バストと自律神経の関係性に注目し、女性の心身の悩みに対して力を注がれています。バストと自律神経?となりますよね。
ストレスにより、自律神経のアンバランスが生まれ、ホルモンバランスが失調し、バストに影響する。また、自律神経のアンバランスから姿勢が崩れ、バストの位置や形に変化が生じる、また日常の中からの姿勢の崩れ、特に脊柱、頸椎の変形や圧迫から自律神経のアンバランスが生じ、バストの状態にまで発展する。
局所だけでなく、大きく奥行きのある視点でバストを診られておられ、大変勉強になりました。
正木先生のブログ:https://ameblo.jp/lanjyuku/

日色先生は、中国伝統医学を基礎として臨床をなさっておられます。私も未熟ながら同じようにそれを基礎としております。講演内容には、先生の経験、経験値のお話が含まれておりましたが、久し振りに「凄い先生に出会えたな」と思いました。
好奇心、探究心、行動力…どれも素晴らしすぎて、ずっと関心しながら、自分自身を見て、反省し、凹んでおりました(^_^;)
先生は臨床の視点に身体の「構造と機能」というものをお持ちです。お伝えいただいた言葉に「形が正しくなければ、気は通らない。気が通らなければ、意識は安定しない、意識が安定しなければ、気は乱れる」というものがありました。
疾病、痛みや悩みは身体の構造から生まれ、またそれらは身体の構造に現れる。
中医学では「どこが出てる、凹んでる、細い、太い、むくんでる、熱い、冷たい、色艶が無い、色が何色だ」などを診ます。それにより、身体、臓腑、経絡がどのような状態にあるかを判断します。発展的には性格、思考までも診るこに繋がります。
日色先生のブログ:http://hiiroitcm.com/blog

今回の講師のお二人ともに、偶然必然にも構造と機能、身体の構造と心の関係性に注目を置かれていた。この辺りはとても好きな分野なので、本当に得るものが多く、面白かった。
また、お二人ともに「与えること」を大切になさっていることも伝わった。

自分も常々思い、患者さんを診させていただいているが、痛みや辛さが施したものにより改善や和らぐことで、その人自身が生きやすくなってくれることを望み、またそこを目標として臨んでいる。
生き方はそれぞれであるが「人生を美しくする」ことのお手伝いをしていきたい。