院長ブログ

2023

1月

12

万病のもと

「冷えは万病のもと」

きっと、誰もが一度は耳にしたことがあるのでないでしょうか。
その理由にあげられるのが、免疫力のこと。

体温が1℃下がると、免疫力は、30%下がると言われています。
より、体温が低い、冷えがあるということは、風邪などの感染症にかかりやすいということになります。

現代医学において、免疫力が高い状態、理想的な体温は36.5~37℃とされています。

日常生活において、低体温、冷えの原因として考えられることは
・運動不足などによる筋肉量の低下
・ストレスによる血管の収縮による血行不良
・冷飲冷食、糖質など、体を冷やすものの摂りすぎ など

東洋医学・中医学では、冷え、を重要視しています。お灸を使うのもその理由です。
身体のどこが冷えているのかで、どこの失調かを診ます。
・頚から上背部:肺
・腹部:脾胃(胃腸)
・腰から下半身:腎
・腰から下や四肢末端:血瘀(血液循環障害)

冷えの場所に応じて、それ合わせた処方をします。

熱量の根本は、気です。
気の量が足りない、気の巡りが悪い、それらにより冷えが生じます。

食事はしっかり摂れていますか?睡眠は充分ですか?
頑張り過ぎていませんか?、気を遣い過ぎてはいませんか?ストレスを溜め込んではいませんか?

暦では、小寒を過ぎ、節分までは、寒の入り。
寒さのピークになりますね。

お灸の力で、寒さ、冷え対策をしっかりとして、暖かな春を迎えましょう!

付録(*^-^*)

【補陽~身体を温める食材】
・にら・ねぎ・らっきょう・海老・まぐろ・鹿肉など
【活血~血液循環を促す食材】

・黒豆・納豆・カカオ・オクラ・菊花・玉ねぎ・菜の花・ブルーベリー・鰯・ししゃも・甘酒など


2023

1月

05

ご挨拶

新年のご挨拶申し上げます。
旧年中は、あいのわをご愛顧いただき、心より感謝とお礼を申し上げます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

陰陽五行思想によると、今年は「癸卯(みずのとう)」で「寒気が緩み、萌芽を促す年」希望が芽吹く春がやってくる、とされています。

コロナによる精神的な制限や嫌なnewsが終わりを告げ、離れた、人と人の距離が笑顔とともに、良い距離感で近づくようになれば良いですね。

個人的には、今年で、鍼灸師・臨床家として、21年目がスタートします。
今日より明日、1㎜でも一歩でも、成長し、皆様に、より良い治療を与えられるよう、精進いたします。

皆様が、痛みや悩みから解放され、希望が現実となるよう、尽力させていただきます。

改めてまして、本年も宜しくお願い申し上げます🙇


2022

12月

29

よいお年をお迎えください(*^_^*)

昨日、あいのわ鍼灸治療院は、2022年の診療を納めさせていただきました。

患者様、一年のご愛顧、心より感謝と御礼を申し上げます。

振り返ると、今年は、ずっと、気候の不安定がありました。
それに反応した自律神経。右に左に振られ、心身は疲労を感じたと思います。
より、身体症状のみならず、精神的な症状を持つ方が多くいらっしゃいました。

この気候の不安定性は、安定を取り戻すための過程なのでしょうか。
それとも、悪化の一途を辿るのでしょうか。

答えは、分かりませんが、後者の方が強いのでないかと思ってしまいます。

だとするならば、今後に必要なのは、その影響を大きく受けないような、心身を作っておくことと思います。

現実で言えば、全身をコントロールする役目の自律神経を整えておくこと。
整えておくことが、強化するという言葉になります。

 

自律神経は、変化や圧力、に反応します。
自然環境からのもの、人間環境からのもの。

「目には見えないものの影響は大きい」

 

手段はあります。
患者様には、お伝えさせていただいておりますが、簡単な言葉でおさめると、日常生活を整えること、過ぎないこと。

東洋医学・中医学の言葉に置き換えると、陰陽のバランスを調和させること。
中庸を目指すこと。

内(心)と外(体)を整える。

当院がやる、中医学的鍼灸治療は、それを目的としており、それが可能となります。

 

「これで明日からまた頑張れます!」

患者様方から、良く、そのようにお伝えいただきます。

人にとって、場所、は必要ですよね。

本音が出せる場所、心落ち着く場所、明日への活力が得られる場所

あいのわは、患者様のそんな場所でありたいと思っております。

私の臨床テーマは「生きたい方向へのお手伝い」です。

2023年、新年も宜しくお願い申し上げます。
尽力させていただきます。

健康から生まれたあなたの心の余白が、袖振り合う人へ向かう少しのやさしさになりますように。

2022.12.29
あいのわ鍼灸治療院
院長 矢野 恭一郎


2022

12月

04

冬の養生法

中国最古の医学書、『黄帝内経』四気調神大論に、四季それぞれの養生法が書かれている。

冬の養生法は以下のようなものである。

冬は「閉蔵」の季節。
冬の三ヶ月は、万物の生機が閉じこもる。
至る所で川が凍り、地が裂け、天の陽気は万物から遠ざかる。

冬の養生法
夜は早く寝、朝はゆっくりと起き
日の出日没に伴って、起居すべきである。

欲望を潜めながら、すでに遂げたような満足感を保つ。

体内の陽気を洩らさないように
寒い刺激を避け、体を暖かく包む。

これは冬の「閉蔵」の気に相応する養生法である。

これに背くと、冬によく活動する腎気が傷む。
すると、翌春に、足がしびれ、腰が曲がる病気になる。

 

冬は、陰の時季。
陰がさす意味合いは、内、下、水、寒など。

自然界や動物は、活動を止め、蓄えた栄養分を保ち、暖かな春を待つ。
本来、生物は、そうあるべきなのでしょう。

しかし、人間だけは…

「今年のうちに!」と納めておきたい気持ちが優先し、とにかく活動的で、気忙しく過ごす。
綺麗にして、整えて、新しい年を迎えたいという気持ちがそうさせるだと思いますが、やはり、そこには消耗がありますよね。
大掃除だって、毎日のように掃除をしていれば…。

冬場に活動的に動き、気や血を消耗すると、本来活動すべき春を、栄養分が足らない状況で迎えるため、動けない、または精神的な安定性を失い、頭痛、耳鳴り、眩暈、不眠、焦り、不安などが強く起こりやすくなります。

より、「欲望を潜めながら、すでに遂げたような満足感を保つ」は大切のように思います。

今年は、ずっと気候が不安定でした。それに反応した、自律神経。心身は疲労しています。また、未だ続く、疫病のこと。

消耗の要素は、揃っていると思います。

ギアを上げずに、減速しましょう。

この冬、整えるべきは、基礎。心身の栄養ですね。

東洋医学、中医学の立場から、お手伝いさせていただきます(*^-^*)


2022

11月

13

内と外

11月も中盤となり、今年も残りわずか。お歳暮や年賀状の宣伝を目にするようになった。

振り返ると、今年は天候不順が続いていたように思う。それにより、長らく続いているものだけでなく、様々なウィルスの存在が活発のように思う。
特に、空気の乾燥が入ってきた今では、上気道感染(鼻腔・咽頭・喉頭)が多いように感じている。

今はまだ、ひとつウィルスに感染し、発熱すると、そうでないものであっても、検査、自粛など気を遣うものが並び、面倒であり、疲れる…

勝手な想像だが、今後は、気候変動の影響から、次々にと、ウィルスが発生するのでないだろうか。

それを考えると、ひとつひとつに合わせていく、対症療法だけでは、間に合わないというか、力不足のように感じる。

東洋医学、中医学に目を向けてみる。

ウィルスは、外邪と表す。外邪を受けないようにするためには、気(衛気)が必要となる。

気のもとは、脾胃(胃腸)で生まれる。脾胃で作られたそれを、他の臓腑との協調関係から、全身へと散布また貯蔵される。

よく言われる「胃腸を大切に」「腸活」は、その意味へと繋がる。

気を補う経穴(けいけつ)・ツボの代表は

【中脘・足三里・気海・関元】である。

また、気を補う食材の代表は

【玄米・さつまいも・山芋・大豆・なつめ・南瓜・舞茸・アボガド・葡萄・桃・鰻・鮭・タコ・まぐろ・肉類・卵】などである。

日常生活においては、温飲温食、腹八分目を基本とし、油もの、糖質や塩分などの味が濃いもの控える、また、人が最も胃腸を傷める原因と言っても過言でない、ストレスケアを心掛けることが必要である。

ストレスケアは、とても難しいことであるが、簡単に言うと「過ぎないこと」「圧迫を避ける」ということだ思う。

外から受けるものは、目に見えずとも、多種多様で、いつでもどんな時でも、そこにある。
それを受けない、または柔軟に受ける、受け流すことが出来る内(自身)を作り、整えておくことが重要である。

足三里:膝の下、外側のくぼみから指4本分下、すねの骨の際