院長ブログ

2021

2月

25

spring has come

立春を過ぎ、鎌倉の街にも早咲きの桜や梅が咲き始めている。
上着を脱ぎたくなるような気温の日もあり、春、到来!といったところでしょうか。

自然界は芽吹きの時季となり、同様に人間も始まりの時期。
好奇心や意欲が湧き、行動を起こしたいと思う時ですね。

それは悪いことではないのですが、一息。ちょっと待ってください。

春は乱れの時季でもあります。三寒四温、風が強く吹くとき。

東洋医学の考えでは「天人合一」自然界と人間は密接であるとしています。

より、自然が乱れるときは人も乱れのとき、不安定なときなのです。

陽気に誘われて、気が上がれば、イライラなど感情的になるし、身体の上部の症状、頭痛、眩暈、肩こり、血圧が高かったり低かったり、のぼせ冷えなどが出るとともに、下半身の気が手薄になるため、まさに「浮足立つ」ことから、足元を怪我しやすくなります。足元をすくわれるなんてこともあるかもしれません…!

(昨年から続いている疫病に対する気疲れがあると思いますので、上記症状は出やすくあると思います)

ようは「落ち着け」ということですね。

慢性病や治ったと思っていた症状がぶり返すこともあったりしやすい時季ですが、一喜一憂せず、深呼吸して、腰据えて、温かいものでも飲んで気持ち落ち着けましょ

東洋医学において春に良い食材や味は、菜の花、セロリ、春菊などの青物(緑の物)、酸味です。

また、精神面では、抑えつけず、締めつけず、心も体もノビノビと過ごすことが大切です。そして、少しくらいの何かが起こっても「春だからしょうがないかぁ」くらいに思っておくくらいがちょうど良いです。

春の時季に良いツボをご紹介しておきます。太衝です。
気血の巡りを善くする、気持ちを落ち着かせる、頭痛、眼の症状、花粉症による眼の痒みなどを抑える効果があります。指圧などしてゆっくり優しく刺激してみてください。

何事も始まりのとき、一歩進めるときはバランスを崩すことがつきものですが、大きな痛みを負わぬよう、落ち着いて進めていきましょう。


2021

2月

12

睡眠は補うこと。

鍼灸院には多種多様の患者様がいらっしゃり、その疾患、症状の幅はあり過ぎる程に大きい。特に慢性疾患のものには、合わせたそれぞれの人生ドラマを見ることが出来る。個人的には患者様への理解の為にその職業や立場に俳優かのようになりきり、痛みや心情に触れるよう、イメージすることを努力している。そうすることによって施術のなかで患者様に“一言”を与えられると思っているからだ。

心情が症状に反映されるものは多くあると思うが、不眠症状はその関係性が特に深いものだと思う。

厚生労働省が定める不眠症とは「入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感、意欲低下、集中力低下、食欲低下などの不調が出現する病気のこと。原因はストレス、こころやからだの病気、クスリの副作用など。長期間にわたり夜間の不眠と日中に精神や身体の不調を自覚して生活の質が低下する、このふたつが認められたとき不眠症と診断される」とあらわしている。

中医学においては、疲労、過労、思慮過度などから胃腸機能失調などから気血(陰)不足により、脳や精神面が栄養を失うと不眠となると考えている。

不眠には、精神、心理的要因が大きく影響するといえるだろう。

上記までを考えると気血()不足が不眠を起こすのであれば、睡眠をとるということは、気血を補えるものなのでないだろうか。気血が補われることで心が栄養され、精神、意識、思惟活動などの精神機能が正常に維持される。また、栄養されることで他の身体、生理機能までも健やかに働くことが考えられる。より、睡眠は、精神機能、生命活動において重要性が高いということが分かる。

東洋医学的鍼灸治療においては、気血(陰)を補う効果のあるツボを処方し、症状の改善に尽力する。

その眠りを十分にとるためには、安心が必要であると思う。不安がある状況や環境ではしっかりと休めない。何を意識するでもない場所、肩の力を抜いて良い場所、素の自分でいられる場所、夜泣きした子供にとっての親の胸の中のような安心できる場所、空間が誰しもに必要であると思う。


2021

2月

09

急性はお早めに!

数日、ギックリ腰(急性腰痛)の症状でいらっしゃる患者様が増えております。

一年のうちに何度かそれが増える時期があります。

それには様々な要因がありますが、季節、気候、天候もあります。

今であれば、寒さ、一日のなかでの寒暖差が影響することが多いです。
それらにより、身体の緊張感を作り、血液循環を阻害し、筋肉が栄養を受けられずに過緊張を起こします。

東洋医学的鍼灸治療では、その辺りも考慮して、お灸を用いて施術することもあります。

治療においては、一度で治まることが殆どです。

痛めた場合には、出来るだけ早くにお越しください。


2021

2月

05

立春

新暦と旧暦の新年を迎えました。新年のご挨拶申し上げます。

年が変わり、0から1となりました。
個人的には何だかそれは、向上、発展、成長のように感じて「良いな」と感覚的に思っています。

状況は未だ不穏ですが、平穏へと変わり、きっと良い年になると思います。

あいのわ鍼灸治療院は、ご縁いただく患者様それぞれが
会いたい人に会えるようになるその時までの力
会いたい人に会えるようになった時に行動に移せる力
会えるようになった時に会いたい人に与えられる力
を持てるようにお手伝いをさせていただきます。

どうぞ、2021年(令和3年)も宜しくお願い申し上げます。
引き続き、ご縁いただければ幸いです。

2度目の緊急事態宣言が発令されましたが、既存、ご新規合わせて多くの患者様にお越しいただいております。

ご信頼を頂戴しておりますことに、心より感謝とお礼申し上げます。
ありがたい思いです。

当たり前ではございますが、とにかく一生懸命に、真摯に尽力させていただきます。

あいのわ鍼灸治療院
院長 矢野 恭一郎


2020

12月

30

良いお年をお迎えください。

あいのわ鍼灸治療院は、12月28日の診療をもって、2020年(令和2年)の診療を終えさせていただきました。
こうして一年の仕事、役目を納めさせていただけることに患者様とのご縁、繫がること全てへ感謝の思いです。
心より感謝とお礼を申し上げます。お陰様でございます。

今年は「ご縁」というものにより一層の感謝の思いがあります。

異例の年、人との距離をとらなくてはならない年。
それが一番辛かった...

患者様の中には痛みや辛さがあり治療を受けたいのだけど「無症状でも、もし自分が感染していたら…」とご来院を未だ自粛してくださっている方も未だにいらっしゃいます。
言葉が適切かは分かりませんが、そのお気持ちに心よりの感謝を申し上げます。
また、お越しいただいている患者様方からは「ここに来ることが心の支え」「安心します」「受け入れてくださってありがとうございます」「来てよかった」などとお伝えいただき、この一年は涙する思いでした。

今年はコロナ一色。気を取られ、気づかないところでも疲労感はある。より、この冬は無理せずに休むことを選択してみてください。
陽気の力が弱まる陰の時季の冬は、本来活動を増す時期ではなく、力を溜めていく時期です。人間も動物と考えてしまえば、冬眠の時期ですから。

【東洋医学における冬の養生ポイント】
〇「黒いもの」を摂る:黒豆、黒胡麻、黒木耳、海苔、ひじきなど。これらは、根本の潤い、元気、生命力を補う効果があり、また水分の代謝にも効果を持ちます。また、冬は体内の余分な水分を汗として排出しにくいので、水分や体内で余分な水分になりやすい甘いものの摂り過ぎに注意してください。

〇冷やさない:特に下半身を冷やさないようにしてください。下肢の冷えは胃腸や泌尿器、生殖器の冷えに繋がります。特に女性は注意してくださいね。東洋医学では「足首の冷えは子宮の冷え」と言うのですよ。腹巻やレッグウォーマーを活用しましょう!

 

多くの方がこのコロナによって沢山を考えさせられているのではないでしょうか。

私自身も「本当に大切なもの、ことは何なのか」などを改めて考えさせられました。

今まで世界は効率を重視し、時間やスピードを如何に短縮するかと進んできたと思います。利便性ばかりを追い求め、自然環境さえも自分たちの良いようにしてきました。その結果に自然環境はバランスを崩し、自然の異常現象が多発しています。今回のコロナももしかするとその産物かもしれません。中医学の世界でも言われておりますが「疫病流行るとき、必ず湿(湿気)がある」
自然環境のアンバランスは人間に及びます。当たり前ですよね。地球に住んでいるのですから。
自然環境の悪化が進めば、健康被害も増していくでしょう。あいのわを選び、お越しいただいている患者様皆様なら、きっと同じことを感じていらっしゃると思います。

それならば、今後を健康で生きていくのにはどうしていけばよいのか。合わせていくのでなく、対応できる力を養い、備えておく。大きな視野を持ちながらも本質を見ること。対症療法ではなく、原因、本質に目を向け、手を当てること。

健康の第一条件は「自身を知ること」です。自身の気質、体質、癖を認め、把握し、どのような日常をおくるのかが重要なことです。東洋医学、中医学は、元よりにそこを診る医学です。より、私自身、今後は「東洋医学の時代」と思っております。

私の与えられる治療がコロナを治せるわけではないですが、予防や波及から生まれた症状、その他症状は治せます。今はただただご縁いただいた患者様にとにかく尽力いたします。

また皆様と笑顔でお会いできることを楽しみにしております(*^-^*)

改めまして、一年のご愛顧をありがとうございました。心より感謝とお礼を申し上げます。

どうぞ、良いお年をお迎えください。

あいのわ鍼灸治療院
院長 矢野 恭一郎