院長ブログ

2022

9月

11

秋の養生

少しずつ、過ごしやすくなってきましたね。秋の訪れです。

中医学的、秋の養生法を、中医学理論の最古かつ最重要の「黄帝内経」に記されているものをお伝えさせていただきます。

「鶏のように、早寝早起きるをすること、心を安らかにし、精神を落ち着かせて、秋の気が身体を損なわないようにし、活発的にならず、肺を冷やさないようにします。これが秋の養生法です。もし、養生法に逆らって、肺を冷やしたりすると肺を損傷し、冬になって食物を消化しきれずに下痢をします」

夏は、汗をかくことで、老廃物や水分の代謝が出来ていました。しかし、秋は気温が下がり、乾燥の邪気「燥邪」の影響で「肺」を傷めやすく、ノドや鼻の粘膜などの呼吸器系の炎症に注意が必要です。

秋は「食欲の秋」といわれるように、食材が豊富ですよね。

梨、蓮根、白菜、大根などには、身体を潤し、乾燥から守る効能があります。
また、薩摩芋、かぶ、山芋、大豆などは、胃腸機能を整える効能があります。

それぞれを鍋やスープなどと一緒にし、夏に疲れた、胃腸を整え、身体を潤し、寒い冬に向けてバランスよく栄養を摂って、養っていきましょう😄


2022

8月

22

言葉の意味

「息抜き」という言葉があります。

その意味は「緊張を緩め、気分転換のために暫く休むこと。休息」と辞書には、定義されています。

この言葉を用いたいと思う時は、緊張やいわゆるストレスに心身がとらわれている状態から、息が詰まっている、胸苦しい、などの症状を感じているときだと思います。

このような状態を医学的に診てみると、何らかの原因から、自律神経がバランスを失っているものと考えられます。

自律神経のバランスが失調し、横隔膜などの緊張が作られ、呼吸が上手く出来ない状態となっています。

呼吸は、生命維持に必要不可欠な働きで、栄養分となる血液の運搬にも関わります。

ならば、呼吸を上手く行うために、横隔膜の緊張を緩めなければなりません。

その時に必要なのが、息抜きです。

呼吸は、呼気と吸気に分かれます。

呼気、息を吐いている時は、副交感神経が働き、リラックス状態となります。
吸気、息を吸っている時は、交感神経が働き、興奮の状態となります。

より、心身ともに、緊張を解き、呼吸を無理なく行うためには、息を吐くことをする必要があります。

鼻からゆっくり吸い、口からゆっくりと息を吐く。

 

じゃなきゃいけないと拘りが強い、一つのことに集中し過ぎる、我慢しがちである、頑張り過ぎている、そんなことが続いていませんか?

息、抜いてくださいね。

「息抜き」

言葉には、しっかりとした意味があるのです。


2022

8月

01

夏バテの正体

暑いですねー、しかも酷い…(*´Д`)

今年は、例年よりも約1ヶ月程早く梅雨明けがありましたね。一度。

その後、梅雨が復活!

そんな行ったり来たりの不安定な気候により、疲労を感じ、いわゆる「夏バテ」症状を訴える方は、既に、少なくありません。

夏バテの症状とは「身体がだるい」「食欲がない」「寝不足」「イライラ」「無気力」「むくみ」「立ちくらみ」「下痢便秘」など。

一般的に、それらの原因は「発汗による水分不足」と「ミネラル不足や食欲不振による栄養不足」という認識があるかと思いますが

それら症状の共通点、本質は「自律神経の乱れ」です。

最たるものは、屋外の暑さと屋内の冷房による寒さ。この寒暖差により、自律神経の乱れが生じます。自律神経は、5~7℃の温度差により乱れると言われています。

近年は、気温上昇のせいか、公共交通機関や会社などの場所では、キンキンに冷えていますよね。

せめて、ご自宅のエアコンの温度設定は、外気温との差をその温度内に設定してみてくださいね。

自律神経は、内臓を含む、全身の機能をコントロールしています。

より、食欲の不振や下痢便秘の胃腸症状や不眠やイライラの精神領域の症状まで、多岐に渡るものがあらわれます。

自律神経のバランスを調えるには、日常生活では①よく寝る②油ものやアルコール、カフェインなどを控える③運動の習慣をもつ④41℃までの湯船につかる⑤日光を浴びる
などがあります。

また、東洋医学・中医学の鍼灸治療は、それが可能です。

長い夏、夏バテ症状でお困りの方は、日常生活を気を付けつつ、東洋医学・中医学に是非触れてみてください\(^o^)/


2022

7月

31

夏バテ予防に!

いやはや💦気候が安定しませんね😅
既に、夏バテ気味だという方いらっしゃいませんか?

中国や台湾では、夏バテ対策として、一般的に飲まれているものがあります。

「酸梅湯(さんめいたん)」です。

効能は、
・口やノドの渇きを潤す
・身体の熱をクールダウンする
・胃腸の不調を整える
などです。

そんな、酸梅湯をお世話になっている、漢方医の先生からプレゼントしていただきました!

お手製のものは、一般的な酸梅湯のレシピとは、少し違って先生のお母様からの直伝レシピとのこと。烏梅と炙大棗からなります。
(※一般的なレシピは、ネットにも出ていますので、興味がある方は、参考になさってください)

烏梅と棗は、ともに胃腸を健やかにし、気・血・水を補う効果があります。

不安定は、気力が奪われます。
消耗を減らし、補い、巡らせることを気を付けておきましょう!

そんな夏、あいのわは、皆さんのお話と身体の表現をしっかり聞いていきます😄


2022

7月

18

寄稿させていただきました。

東洋学術出版社が発行する『中医臨床』通巻169号に「病理と経穴の反応について」というタイトルで寄稿させていただきました。

このコーナーは、私が所属している、中医鍼灸(漢方)研究会、三旗塾が長きに渡り担当しているものです。

鍼灸師は、治療の際にツボ(経穴 けいけつ)を使います。また、中医系の鍼灸師は、ツボの反応を重要視します。それは、ツボにそれぞれの病理が表れるからです。

今回は、その反応について、臨床のなかで感じ、考え、ようやく言葉に出来るようになったものを記させていただきました。

執筆にあたって、李昇昊(ううの鍼灸整骨院)、金子朝彦先生(さくら堂治療院)、東洋学術出版社井ノ上社長に、ご指導ご鞭撻を頂戴し、大変お世話になりました。

この場で、改めて、諸先生方に、心より感謝申し上げます。有難うございました。