40代半ばを過ぎてくると、何をした訳でもないのに、あちこちが痛くなる。
それを感じている、耳にしたことがある方は、少なくないと思います。
「歳だ」だけでは、片付けたくないですよね。
原因は、血液循環の悪化、にあります。
血液と酸素が届かなくなることで、節々をはじめ、身体のいたるところで痛みが生じる。
なぜ悪くなるのか?
主には、血液量の減少と血管弾力性の低下。血管の弾力性=拡張と収縮は、自律神経の働きです。
ともなれば、自律神経の働き、バランスを整えることが血液循環の改善に必要となります。
それを得意としているのが、東洋医学です
40代半ば、女性においては、更年期のタイミング。
女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少することによって、自律神経の働きの乱れを伴い、血管の収縮が起き、血液循環が悪くなります。
より、【冷え、生理痛、生理不順、むくみ、高血圧血圧、耳鳴り、頭痛、こり、倦怠感、関節痛】などが発症しやすく、また循環器疾患や癌などの腫瘍の発症率が上がってしまう可能性があります。
当たり前のようで当たり前でない。
血液循環って、とても大事なのです!
中医学では、40代半ば以降の血液循環の改善には、「補腎」腎の働きを補うことが必要と考えます。
(腎の衰えを診る症状:物忘れ、耳鳴り、めまい、夜間頻尿、足腰が痛い・重だるい、疲れやすい、疲労や病気からの回復が遅い、よく転ぶ など)
○補腎の食材:黒豆、黒ごま、海苔、木耳、ひじき など
○補腎のツボ:太渓
○活血の食材:青魚、イカ、タコ、玉ねぎ、ニラ、 ナス、にんにく、生姜、アンチョビ、ターメリック、五香粉、甘酒など
○活血のツボ:三陰交
補腎と活血を合わせることで、年齢をケアしながら、血液循環を改善させます。
血液循環が滞っている状態を「瘀血(おけつ)」といいます。瘀血を起こす原因は、様々。それぞれに合わせた処方をおこないます。
風や水と同じように、気・血・水も巡っていることを善しとする。「行雲流水」のように。
熱い、冷たい、硬い、張ってる、浮腫んでる
慣れないでくださいね。
尽力させていただきます