11月も中盤となり、今年も残りわずか。お歳暮や年賀状の宣伝を目にするようになった。
振り返ると、今年は天候不順が続いていたように思う。それにより、長らく続いているものだけでなく、様々なウィルスの存在が活発のように思う。
特に、空気の乾燥が入ってきた今では、上気道感染(鼻腔・咽頭・喉頭)が多いように感じている。
今はまだ、ひとつウィルスに感染し、発熱すると、そうでないものであっても、検査、自粛など気を遣うものが並び、面倒であり、疲れる…
勝手な想像だが、今後は、気候変動の影響から、次々にと、ウィルスが発生するのでないだろうか。
それを考えると、ひとつひとつに合わせていく、対症療法だけでは、間に合わないというか、力不足のように感じる。
東洋医学、中医学に目を向けてみる。
ウィルスは、外邪と表す。外邪を受けないようにするためには、気(衛気)が必要となる。
気のもとは、脾胃(胃腸)で生まれる。脾胃で作られたそれを、他の臓腑との協調関係から、全身へと散布また貯蔵される。
よく言われる「胃腸を大切に」「腸活」は、その意味へと繋がる。
気を補う経穴(けいけつ)・ツボの代表は
【中脘・足三里・気海・関元】である。
また、気を補う食材の代表は
【玄米・さつまいも・山芋・大豆・なつめ・南瓜・舞茸・アボガド・葡萄・桃・鰻・鮭・タコ・まぐろ・肉類・卵】などである。
日常生活においては、温飲温食、腹八分目を基本とし、油もの、糖質や塩分などの味が濃いもの控える、また、人が最も胃腸を傷める原因と言っても過言でない、ストレスケアを心掛けることが必要である。
ストレスケアは、とても難しいことであるが、簡単に言うと「過ぎないこと」「圧迫を避ける」ということだ思う。
外から受けるものは、目に見えずとも、多種多様で、いつでもどんな時でも、そこにある。
それを受けない、または柔軟に受ける、受け流すことが出来る内(自身)を作り、整えておくことが重要である。