視点

2020

8月

15

気づくと、8月も終わりにかかっている。
あっという間という印象だ。

これも3月頃からのコロナによるものと感じる。
もう半年間、ずっとコロナだ。
きっと今年はこのままだろう。
とにかく、キホンノキをやり続け、気を付けていくしかない。

免疫力の維持、向上。気を補うこと。

先日、道すがらに以前よりお越しいただいていた患者様に久しぶりにお会いした。ご夫婦でお越しいただいていたが、ご高齢の方であり、コロナが聞こえてきてからは自粛して下さっている。

暫くお見えにならないのは、それだろうと思っていた。

お話を伺うと、大病を患っていらっしゃった。

この状況下、考えの一番最初にコロナが浮かんでしまいがちだが、病は様々である。
最前線の病院であってもコロナよりも他の病を患い、入院している方の方が割合では多いのでないだろうか。

世の中において、コロナは今一番の心配事であろうから、意識の表面にあると思う。表面化していることで、それに囚われて他のことを見れなくなっていたり、忘れていたりという状況にあるのでないだろうか。

私もその一人だったかもしれない。

一つ深呼吸
腰を据え
視野を広げて考えてみる

今は以前までと状況が違う。同じには戻らない。
合わせるように変わっていかなければならないのであろう。

しかし、人間の身体に目を持っていくと、その構造は遥か昔から変わっていない。
免疫力というものの向上や維持の為に必要な方法も情報として新しくはなっているが変わっていない。

健康というもの、病になるというもの

何故そうすべきなのか、そうなるのか

表面だけにとらわれるのでなく、本質を見るべきでないだろうか。

東洋医学の視点から入ると、様々な病の考え方の本質は大きくは変わらない。木に例えれば、枝葉が病や症状とすれば原因は根であるからだ。

今、私にできること…それも変わっていない。
とにかくご信頼いただく患者様の痛みや悩み、辛さの軽減に
要望に対して尽力するだけだ。

この患者様との時間は、一医療人、東洋医学に身を置く者として、今一度考えるきっかけとなった。

ありがたく思います。