たなごころ

2016

8月

31

先日、久し振りにお越しになった患者さん。

環境を新たな場所に移し、少しの時間が経っている。

いつものように舌と脈をみせてもらう。

「頑張ってきましたね」と声をかけた。

舌と脈から気を張って頑張ってきて、疲れになってしまっているのを感じた。

後日にこの患者さんからのメール。

「実は先生に触れられた時、泣きそうになってたんです」

手には心が宿っているという。

背中を押したり、支えたり

温かく優しい手でありたいと思う。