悪阻(つわり)の鍼灸治療

2013

10月

01

先日の日曜日に主宰している勉強会を行いました。

今回のメインテーマは「つわり」。

勉強会のメンバーにこの状態を持っている者がおり、少しでもその助けになればと、このテーマにし、私自身が教わったことを皆へ伝えてきました。

 

悪阻(つわり)の症状は個人差があり本当に様々ですね。現代西洋医学でも解明されていない部分です。

東洋医学では、それ個人ごとの出ている症状、体質を考慮して施術・対応します。

考え方としては、やはり気と血を重視して捉えていきます。

妊娠初期から中期では胎児にとっても特に「気」が必要・重要となります。しかし、余剰になりすぎてしまうとお母さんの身体に様々な症状が出てきてしまいます。

例えば、一番多いのは、この余剰になった気が胃腸(消化器)に影響を及ぼすと、膨満感や胃もたれといった症状が出現します。さらに進行すると悪心嘔吐があらわれ、酷い場合には水まで吐くようになります。

他には精神系統に及ぶと発汗過多、のぼせ、熱くて眠れない、頭痛、イライラ、不安感、また、偏食や過食などを伴うこともあります。

より、施術ではタイプに合わせ、余剰になった気を流す、発散させる処方をします。

当方勉強会のメンバーも母になるためのステップではありますが、悪阻(つわり)に悩まされ、辛い思いをしておりました。

当院でも母となるために頑張っている方の応援を東洋医学・鍼灸治療の立場からさせていただきます。

また、今月は不妊治療で診させていただいていた患者さんの出産予定日が控えているので、何だかドキドキです!

このように鍼灸治療は頚こり、肩こり、腰痛だけではなく、内科的・精神的な症状にも対応します。

原因不明、お薬の飲み疲れ、など何かお困りのことがありましたら、是非一度ご相談ください。

ご予約:0467-55-9021