美容の考え方~外のキレイと内のキレイ~

2013

5月

14

数年前から鍼灸治療の一環として「美容鍼」が注目されています。

主に顔に対するもので、小顔、シワ伸ばし、老廃物の排泄などを目的としているものです。

やはり、女性にとって「美」は永遠のテーマですよね。

当院でもオーダーいただいた方には美容鍼をさせていただいております。

当院の美容鍼は顔だけに鍼をするものではありません。

東洋医学では、顔面部を「五臓の華」と呼びます。

五臓とは「肝・心・脾・肺・腎」内臓または精神を表します。

ということは、シワやたるみ、くすみなどは五臓のバランスが崩れているからこそ起こるものと考えられます。

なかでも、脾胃=胃腸のバランスが顔においては重要です。

胃腸に負担があるときは、吹き出物や口内炎などが出てきますよね。

それらから考えて、胃腸の弱さがあれば、手や足にある胃腸に関するツボにも鍼をします。また、ストレスなどにより血行不良が影響している場合などもありますので、問診・舌診・脈診などから総合的に判断し、それぞれに合ったもので処方させていただきます。

「お花が綺麗に咲くのは、根っこが健康だから」

外のことは内のこと。

外からの美と内からの美のバランスを考えられたらいいですね。

※美容鍼は基本的に顔全体に鍼をしていきます。この際に御注意いただきたいのは、極細い鍼を使いますが、顔は繊細な部位なので、まれに内出血を起こす可能性があるということです。ご了承ください。