先週から、患者様から一番多くお伝えいただいたのは、「夏の疲れ」でした。
軟便、便秘、倦怠感や不眠、風邪の症状を伴っておりました。
長い夏でしたから、気を消耗しましたよね。
中医学でいえば「気虚」
気血は、脾胃(胃腸)で作られる。また、冷え、湿度、ストレスに弱い。
脾胃が機能していなければ、エネルギーや栄養は作られない。足らなくなれば、身体の生理機能は維持出来ない。
○気虚となる主なこと
●冷飲冷食、不規則な食事、暴飲暴食
●過度な運動
●夜更かし
●長時間のスマホやPCの使用
●感情の起伏が激しい生活
●ストレス(気の使い・我慢)
○気を補うための主なこと
●食事
山芋・長芋、南瓜などのイモ類、米(うるち米、 玄米)、大豆、椎茸、舞茸、黒木耳などのきのこ類、カカオ、蜂蜜、アボカド、鰻、エビ、鰯、鰹などの魚介類、鶏肉、牛肉、豚肉などの肉類、栗、棗など
●深呼吸・腹式呼吸
●漢方薬
・補中益気湯・人参養栄湯・十全大補湯など
●経穴(ツボ)
・足三里・気海・合谷
●あの場所、あの人、元気になると感じられる自然や人に会いに行く
●気を消耗させることを減らす
気は、血や水を生みだす全ての根源。生命活動に欠かせないもの。
サン=テグジュペリの『星の王子さま』に
「一番大切なことは目に見えない」
とありますが、
事と事の間にあるものが、最も大切だったりする。
そんなところに目を向け、意識や価値観を持つことで、人はもう少し、健康的に過ごせるのかもしれない。

0467-55-9021