先週頃から、胃腸の症状を訴える方が多くいらっしゃいます。
胃痛、胃もたれ、吐き気、軟便下痢、食欲不振…
考えられたのは、昨年末までの疲労、正月の胃腸への負担、寒さ、ここにきての寒暖差、ストレス(気鬱、我慢。怒りは腹に来ない)…それぞれでありながら、重なるものもあった。
胃痛ひとつにしても、中医鍼灸では、処方が違ってくる。
簡単にして伝えると、中脘というツボを軸に置き、急性であれば「梁丘」もたれや吐き気があれば「足三里」炎症であれば「内庭」ストレス性であれば「内関」などとなる。
つまり、中医学において、胃痛ならコレ、というものはない。状態や胃痛に至った原因に対して処方する。漢方も同様である。
ここ数年の印象。
一つの症状に対して、明らかなものはなく、複数が絡み合っている、というとのが多いように感じています。
その場合、病院で貰った薬を服用していても「善くなった」が無い、または薄い。
またそこに、明確でない、というものに対して、不安や苛立ちなどのストレスが、患者本人のなかに発生する。それは、その症状を強めたり、次の症状を呼ぶ。
中医学の基本の考え方に「整体観」というものがある。一つは、人体の全体性の重視であり、もう一つは、人体と自然界との関係の重視である。
より、診断の過程には、大きな視野がある。
不調、なんとなくの不調、続いている場合は、薬で誤魔化さず、どうぞご相談ください🙇
きっと、原因が見つかると思います🙂
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「心身一如」です。
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もう一月も終わりなのですね。
尽力させていただきます!😀