現代病、国民病とも言われる、頚や肩のコリ。
仕事にPC、日常にスマホの姿勢不良。また、その体型からも日本人には多いと言われます。
(夏目漱石が書籍のなかで、肩こりと表現したのが初めとか)
肩こりを感じ、マッサージをよく受ける、薬を塗るなどをして過ごしている方は多いのでないでしょうか。
しかし…直後は良いが、またすぐに感じるという方もほとんどでないでしょうか。
こんなことがありませんか?
「朝起きた時に頚や肩コリを感じている」
寝ているだけなのに、肩が凝っている…枕のせい??
いえ、実は他に原因があります。
朝起きた時に感じる方は、次のようなことを伴っていることが多いと思います。
・夢を良く見て、眠りが浅い
・噛みしめや歯ぎしりがある
・眼が乾く
・お通じがコロコロ便あるいは軟便である
・お腹はあまり強くない
・低気圧や季節の変わり目に調子を崩しやすい
・女性であれば、月経が不順だったり生理痛が強い、またPMSがある
・ストレスを感じやすい
これらには、共通する原因があります。
いわゆる、貧血です。
貧血あるいは隠れ貧血といわれる、血液検査で基準値に入っているが低値である。
また、鉄分の不足、低血糖状態にある。
それらがあると、自律神経のうち、交感神経の働きが活発になります。
興奮状態ということです。
脳は、血、栄養の不足を感じると「このままじゃヤバいぞ!」と興奮に入ります。
興奮状態になれば、全身の筋肉は緊張します。
その連続で出来上がるのが、頚や肩のコリです。
より、表面的な、筋肉だけを解すような、マッサージやストレッチ、鍼灸だけでは効果がありません。
必要なことは、血の総量を増やすことです。
日常においては、食事の見直しが必要です。たんぱく質や鉄分の摂取を積極的にすること。また、それらを吸収しやすくするために、ストレスケアをしながら、胃腸機能を整えることです。
当院では、このようなものが原因と考えられる、頚や肩のコリには、自律神経を整える処方、胃腸機能を高める処方、血を補う処方を頚肩の治療に合わせて行います。
根本治癒を目的に行います。
東洋医学、中医学には、その可能性があります!