先日より、産婦人科で重症と診断された、悪阻の症状で、妊娠6~7週目の患者様にお越しいただいております。
えずきが多く、食事、睡眠ともに満足にとれていない状態で、1週間ほどは寝たきりだったそうです。
大袈裟でなく、姿勢を崩しながら、やっとの思いで、お越しいただきました。
また、悪心があるが吐けない、胃に空気が溜まっているように感じるがゲップが出せない、頚肩のコリ、毎日食べられるものが変わる、イライラなど精神的に不安定などの症状も伴っておりました。
中医学的に診断し、この患者様に合った処方させていただきました。
術中からゲップが出せるようになり、術後は、胃部の空気の溜まり感も無くなり、悪心も落ち着くようでありました。
「妊娠がこんなにも大変なものだと思ってもいませんでした」とお話しいただいたのを発端に、こちらの経験談も含め、沢山の話をさせていただきました。
暫くの精神的圧迫感が緩和され、涙と笑顔を見せてくださいました。
よく、悪阻というのは「赤ちゃんの初めての声」「元気な証拠」と言われますが、お母さんは辛いですよね。
辛い症状を落ち着けるお手伝いと、命という、素晴らしいものを育てていくことのお手伝いもさせていただければと思っております。