最近、日常に見かける20代であろう人達がエナジー系のドリンクを口にしている所を本当に良く見かける。それは私が教員を務めさせていただいている鍼灸専門学校でも同じように。
「そんなに疲れているのか…」と思う。
想像するに、確かに一昔前の20代よりも疲れるのだと思う。
時代の時間の流れ、詰められた時間の中に生きていること、SNSが生まれたことによる「どう見られているのか?」など多方面への意識などにより消耗が大きいのだと。
PC、スマホなどを使った長時間の眼の使用は、東洋医学の考えにおいては血の消耗に繋がる。また短時間でも気の消耗になる。
気は全ての根本のエネルギー、エナジー、血は栄養。
より、時代背景とともに特に若世代は、気血の消耗が大きいことが考えられる。
(これにおいては、それ以上の世代も同様には言える。年齢を重ねれば重ねるほど身体の中は消耗していく。それであるのに器官の酷使は消耗のスピードを上げるのでご注意いただければと思う)
エナジー系ドリンクを口にすることにその裏にあることを想像するので「やめなよ」とは思わないが、それはその場しのぎのものである。
そんなことよりも、眼を休ませることを意識しながら、睡眠をしっかりとること、食事をバランスよく、しっかり摂ることを意識して気血を補って欲しいと思う。
気血を補うための食事では、豆類、きのこ類、肉類、魚類、卵などがある。
ツボでは、中脘、気海、関元、足三里、三陰交、太白などがそれの効果を持つ。
時間のかからない表面的なやり方でなく、時間がかかっても内面的な部分からのアプローチをおすすめしたい。
時代だけでなく、自然環境も含め、生きていくことに消耗が強くなってきていると思う。それに合わせた補うことがとても重要になってきている。