タモリさんが司会のNHKスペシャル「人体」をご覧になってますか?
http://www.nhk.or.jp/kenko/jintai/
初回から観させていただいていますが、大変に面白いです。
前々回の放送では「腎臓が寿命を決めている」というタイトルで、腎臓の働きに注目をしたものでした。
腎臓は尿を作り、排泄しているという働きだけでなく、尿を作り出す際に血液の成分調整を行っている「血液の管理者」とありました。
血液は、人間が生きていく上で必要不可欠な栄養分ですね。その調整を行っているのが腎臓ということです。ということは、寿命の決定になる訳ですよね。
このことは最新医学でわかったことです。しかし、東洋医学ではずっとずっと昔からそのとこは言っています。
ようやく、西洋医学が東洋医学に追いつきましたね!
「腎は成長、発育、生殖、老化と関係している。生命活動の源である」
より、腎が健やかであれば、発育不良なく成長し、健康で寿命が長くなることに繋がります。
腎は年齢を重ねていく毎にエネルギーがダウンしていくものですが、そのスピードを緩めたり、緩やかなカーブにすることは出来ます。
では、腎を健やかにしておくにはどのようなことに気を付ければよいのか?
簡単ではありますが、東洋医学的に説明いたします。
〇食事(胃腸<脾胃>):まず、食事においては塩分を摂り過ぎないとこです。塩味は腎に必要な味でありながら傷める味でもあります。食材では黒豆、黒ゴマ、海苔など黒い物を摂りいれる。黒色の食材は腎を助けるとしています。実際、栄養価が高い物が多くなっています。勿論、他の食材も摂りいれ、腹八分目でバランス良くが基本です。
〇呼吸(肺):腹式呼吸を心がけることがいいとしています。深呼吸をして、お臍の下、丹田にまでしっかりと酸素、空気、清気を摂りこみます。この丹田の場所に腎があります。より、腎に気を補うことで栄養します。
〇運動:適度に運動をしましょう。ハードなスポーツでなくても良いです。散歩くらいのスピードで歩くことでも良いです。足を使うことがポイントです。
〇感情、怒り(肝):普段から怒りの感情に囚われないように気を付けましょう。イラッっときたら「一息」深呼吸をして気持ちを安らげてください。怒りの感情は爆発力が強く、気を多く使います。怒りの感情を使い過ぎると、腎のエネルギーも消耗します。
〇久病:慢性的な病、痛みは放っておかずにしっかりケアしましょう。慢性的なものは痛みが強くない為にそのままにしがちです。しかし、長らく持った病は最終的に腎まで及び、腎を傷めます。早めのケアを心がけてください。
以上などのことを日常的に気を付けて、腎を健やかな状態にしておきましょう。