医療ってなんだろう
治すってなんだろう
そんなことを昔から時々考えます。
「痛みを取ってあげればそれでいい」
だけとは思っていません。
以前にこんなことがありました。
こちらとしてはベストな治療が出来た!と思い、患者さんに尋ねると痛みは消えていました。しかし、痛みが取れたことにどこかがっかりしたような表情と声をしていたのです。
その時は分かりませんでしたが、その人の環境や状況、心情を考えると納得できるものがありました。
以来
医療とは…と持ち続けていることのひとつは
その人が生きたい方向へ行けるようにお手伝いをすること。
と思っております。
また患者様に接することに関しては
真摯であること
責任を持つこと
なので、治療時間の約1時間だけを考えて接しておりません
1日で言えば23時間
1週間で言えば6日
その後ろの部分までもどう過ごしたらいいのか、どうなっていくのか
などを考えながら、責任を持ち、接しているつもりです。
まだ、勉強が足りていないので、なかなかしっかりとは出来ていないかもしれませんが。
過ごしている
というのと
生きている
というのは意味が違うと思っています。
やはり どうせなら
生きていたいし
生きて欲しいと思います。
東洋医学ってそんなことお手伝いが出来るものだとも思っています。