鍼灸治療の方法には様々なものがあります。その中のひとつに「びわの葉灸」があります。この療法は古くから伝わるもので、民間的にも知られていると思います。
びわの葉灸の効果で特に知られているのが、ガン治療に対する効果です。びわには免疫力を向上させる強い力があるとされています。
当院でも、ガン疾患を持つことになった患者様を治療させていただいておりますが、びわの葉灸を用いながら治療させていただいております。
西洋医学の発展は素晴らしいですが、人間本来の“治ろうとする力”を信じ、それを鼓舞する東洋医学の考えも素晴らしいと思います。
この2つを陰と陽とするならば、バランスを取り、合わさって、お一人お一人の患者様、人の望む形に添うことが出来たなら、それはもっと素晴らしいと考えます。本来の目的は一緒なのですから。
びわの葉の効能を「薬草の自然療法 東城百合子先生著」より抜粋し、以下に記させていただきます。
びわは、昔から魔法の木 |
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なんと3千年も昔から、涅槃経(ねはんきょう)などインドの古い仏典の中に、びわは大変優れた薬効を持ち生きとし生けるものの万病を治す植物として登場します。びわの樹は「大薬王樹」、びわの葉は全ての憂いを取り除く「無優扇」と名付けられていたことからも、その癒しの力の絶大さが、すでにこの頃からあまねく知られていたことがうかがわれます。
日本でも古くは奈良時代、天平2年に光明皇后がつくられた「施薬院」、これは貧しい人々や病気の人々の救済施設ですが、そこでびわの葉の療法がもう行われていたのです。 この古い療法は、びわの葉を焦げない程度にあぶって、2枚あわせて両手で10回ほどすり、1枚ずつ手に持って熱いうちに患部を摩擦するという、素朴なやり方だったようです。それ以来、全国のお寺にはびわの木が植えられ、難病に悩む衆生を治療してきたのです。 |
ガンさえも治るびわの葉療法の威力 |
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びわの葉には、ブドウ糖、蔗糖、果糖などいろいろな成分が含まれていますが、その中のアミグダリンという物質が薬効成分なのです。そしてこのアミグダリンが、ビタミンB17になるのです。
ガンに画期的な効果があるとして、今、国際的に脚光を浴びているこのビタミンB17こそ、びわの葉の驚くべき効果の主役でもあるのです。 このビタミンB17は、体温と共に暖められると浸透して、細胞の中にまで入っていき、炎症やガン細胞も治してしまうほどの力を発揮します。 そのため、びわ葉温灸療法で、もぐさと共に圧力を加えて血行を促すと、酸素を補給すると共に血液を浄化してくれます。汚れた酸性の血液は、あらゆる病気の原因とも言われますが、ビタミンB17はこの酸性血液を、健康な体の持つ弱アルカリ性の血液に浄化する働きがあることが、すでに証明されています。 |