患者さんの86歳のおばあちゃん。
もう何年のお付き合いになるだろう?今でも1時間をかけて、月に2~1度お越しいただいている。
主に辛いところは、膝。クッションの役目にある半月板はすり減ってほぼが無い。病院の主治医からは手術をしましょうと言われているが、それを断った。
痛みが無いわけではない。しかし、年齢のこと、やりたいとこが出来なくなること、周りの膝を痛めて手術を受けた人の状況を見てのことなどで断ったそうだ。
「私は今まで通りに矢野先生に助けてもらう」と良いプレッシャーもくれる。
そのおばあちゃんがいつも教えてくれる。
「人間は楽をしたがる、でも楽をすると次の楽、次の楽と求めていってしまう。そうしてしまうと、もう動かなくなる。人間は生きてる限りは頑張らなくてはならい。“死んだら終い”なんだから、死んでから楽をすればいい」
この言葉を聞くたびに、はっとし、胸の真ん中が熱くなる。
まだ!まだ!自分のお尻やほっぺたを叩くように、また頑張れる。
ありがとうございます。