季節も秋から冬へ向かっており、段々と寒くなってきましたね。
この時期に辛いのが、身体の冷えですよね。
冷え症。ひとつの言葉になっていますが、冷える場所は人それぞれ。
冷えている場所によって原因が違い、その冷えを効果的に改善するには、温める場所も違います。ここでは、タイプ別にしてご紹介します。お灸や蒸しタオルなどで温めてみてください。
<全身が冷える>
全身がガタガタと震えるように寒い。このタイプは、身体を温める根本の機能が衰えている可能性があります。命門穴(めいもん)を温めてください。
【命門】第2腰椎と第3腰椎の間。腰のくびれの高さで背骨の真上。
<下半身が冷える>
心身ともに疲れやすい、尿の量が多い、足がむくむ、腰が冷える。このタイプは元気、活力の衰えがあり、代謝が落ちていることが考えられます。元気を補い、血行を促進するようにします。関元穴(かんげん)、腎兪(腎兪)を温めてください。
【関元】お臍の下指4本分。お臍の下3寸。
【腎兪】命門穴と同じ高さ。命門の外約指2本分。
<腕や足が冷える>
疲れやすい、便がゆるい、食欲がない、お腹が冷えている。このタイプは、胃腸の消化吸収の機能が低下していることが考えられます。消化吸収の機能を高めるとともに、熱を作り出すようにします。足三里(あしさんり)、三陰交(さんいんこう)を温めてください。
【足三里】膝の下のくぼみから指4本分下。
【三陰交】内くるぶしの頂点から指4本分上ですねの骨の際。内踝頂点から上3寸脛骨の際。
<手足末端が冷える>
唇や爪の色が青紫色のように悪い、胸やお腹が張って苦しい、ゲップやオナラが良く出る、イライラや緊張がある。このタイプは、気の巡りが悪く、血液が停滞して、末端まで届いていないことが考えられます。まずは適度な運動をして、気分の発散をすることをオススメします。それに合わせて、三陰交(さんいんこう)、太衝(たいしょう)を温めてください。
【太衝】足の甲で親指と人差し指の骨がぶつかるところ。足第1指と足第2指の中足骨底間の前陥凹部。
昔から“冷えは万病のもと”と言います。冷えをそのままにして慣れずに、ゆっくりじっくりと温めて、しっかりと改善していきましょう。
もちろん、お手伝いさせていただきますよ。
治療、ご相談お待ちしております(^_^)