男性20代の患者さん、風邪を引き、発熱後から2週間、思うように声が出なくなっていました。
風邪を引いてから、強い咳をしていたとのことで、それが原因の一つとなっていたと思います。
発熱時には身体の中の陰分(水分)が熱により少なくなってしまいます。この陰分が少ないと各器官を潤せない、また栄養分となる血の量や流れにも影響してしまいます。より、各器官の運動性が落ちてしまいます。
この患者さんの症状は、まさにそのようでした。
今回の治療にはその陰分を補う治療に加えて、声帯の働きが悪くなってしまっていることが考えられたので、声帯の働きを良くする為に喉付近にあるツボに鍼をし、治療させていただきました。
治療後…治療前には比べ物にならないくらいに声が出ており、患者さんご自身も「あれ?うそ?出てる!」と喜んでいました。
お仕事で電話対応が多いために、声が出ないと仕事にならないとおっしゃっていたので
良かった(^_^)
先日のテレビで歌手のEXILEの方がツアー中などは特に喉・声帯のケアに鍼をしていると話していました。
声が出ない…このような症状にも鍼灸治療はいいんですよ。
東洋医学、鍼灸治療の幅、可能性は本当にどこまでも大きい!