腱鞘炎の痛み辛さに悩まされていた患者さん。
10回の治療を数えたが、完治した。
Drには手術しましょうと言われていたのだが、ご本人としてはそれを回避したく、ご来院いただいた。
この患者さんの頑張りは『自分で自身のお尻を叩いたこと』
患者さんは“痛いのが苦手…”初診の時から、ビクビク…ビクビク…鍼をしようとする度に「痛くありませんか?」と毎回確認していた。
髪の毛よりも細い鍼で注意に注意を重ねて鍼をさせていただきました。
それでも、腕や頚肩、背中の硬さといったら、鉄板のようだったので、どうしようもなく、少しはピリッとした。
それでも楽になるならと、10回の治療にお尻を叩きながら来てくれた。
その頑張りにより完治。
鍼灸治療だけでなく、どの医療分野でも治療者側だけでなく、患者さん側の努力もなければ、なかなか痛みはスピードをもって良くなってはいかない。
今回もまた「あ、伴走者なんだな」と感じました。