師走になり、もう少しで今年も終わりですね。
寒くなってきました。この時期になると特に身体の冷えが気になってきますよね。
身体がどんな感じに冷えますか?どこが冷えますか?
冷えと言っても人によって様々ですよね。
今回は、東洋医学的のタイプ別冷え対策(ツボ)を紹介します。
それぞれのツボに温かさを感じるまでお灸をすることがおススメです。
お灸がお家になければ、蒸しタオルなどでも大丈夫です。
〇全身が冷える
特徴:心身ともに疲れやすい、便がゆるい、尿が多い、お腹や腰が冷える
このタイプは胃腸の機能が弱く、消化吸収の機能が低下しているために身体の中から熱を作り出す力が弱っていることが考えられます。また、腰や下半身が特に冷えるタイプは、泌尿器系やホルモン系の機能が弱く、水分を含めた代謝が低下しているために、水分の影響で冷えていたり、元気不足のために活力が湧かず、血行も悪くなり、冷えていることが考えられます。
まずは身体を休めつつ、消化機能を高めて、身体を温めていくことが大切です。
おススメのツボは「中脘(ちゅうかん)」「関元(かんげん)」です。
中脘:おへその上約指5本分の場所(お腹のちょうど真ん中あたり)
関元:おへその下指4本分の場所
または、ノート型パソコンを下腹部に置きながら、インターネットを観たりなどの作業をするのも温熱効果があって良いかもしれませんね!
〇手足末端が冷える
特徴:気疲れが多い、爪の色がくすんでいる・紫色に近い、肌の色が悪い、ため息やゲップ、オナラが出やすい
このタイプは、イライラや精神的緊張などにより自律神経のバランスを崩していることが考えられます。気の巡りが悪いために血の巡りも悪くなり、血が手足末端までに届かずに冷えるようになります。
まずは適度な運動をする、趣味のものをするなどをして気の発散をして全身の血行を良くすることが大切です。
おススメのツボは「太衝(たいしょう)」です。
太衝:足の親指と人差し指の指の股から足の甲をたどり、骨と骨でぶつかり止まる場所
〇顔が青白い
特徴:手足が冷える、動悸がある、唇の色が薄い、爪の色が白っぽい
このタイプは、血が不足していることが考えられます。もともとに栄養状態が悪いために身体の抵抗力が弱く、冬場の寒さに身体が負けてしまっています。特に女性に多いタイプです。
まずは食事などから鉄分などの栄養をしっかり摂ることが大切です。
おススメのツボは「三陰交(さんいんこう)」です。
三陰交:足の内くるぶしの頂点から指4本分の場所
冷えは万病のもととも言われます。
低体温になってしまうと、免疫力なども低下し、風邪を引きやすくなってしまったり、活力も低下してきてしまいます。
当院の患者さんでも、鍼灸治療で34℃、35℃台の低体温が改善されました!「身体が温かくなり、気持ちまでもが温かく軽くなった!」と言っていただけました。行きたい所までもお出かけ出来るようになりますね!
温かい食事とともにお灸などをして身体の中から温めていきましょう!
頑張っている自分にご褒美を。