花粉症の方には辛い時季となりましたね。
花粉症の方で、睡眠が不足した時、翌日には目の痒みや、鼻づまりが強くなったという記憶はございませんでしょうか?
花粉症と睡眠には東洋医学的に考えても深い関係がございます。
花粉は身体の外から襲ってくる外的な物、外邪と捉えます。
その外邪を身体の中に侵入させないためには、“気と水”が必要です。
この二つは、食事や休息・睡眠で補われるものでもあります。
特に目の痒みにおいては、水が必要となります。
この水は、水と油の関係のように、弾くイメージのバリアーとなります。
睡眠不足や水分不足が続いてしまうと、目や鼻、肌に潤いが少なくなり、バリアーを失い、花粉の侵入を許してしまうのです。
また、侵入を許してしまった場合、後には目の乾燥、痒み、鼻づまり、鼻の中の乾燥、から咳などを引き起こしやすくなります。
“睡眠と水分の補給”をどうぞ気を付けてみてください。
なかなかそれだけでは、心配だという方の為に、花粉症・目の乾きを中心としたツボをご紹介しますので、毎日のように指圧をしてみてください。
【太渓(たいけい)】内くるぶし再頂点とアキレス腱の間(※目に潤いを与えます)
【太衝(たいしょう)】足の甲にあり、足の親指と人差し指の骨がぶつかって止まるところ(※目の疲れ、痛み、重みなどに)
【合谷(ごうこく)】人指し指と親指の間、人指し指寄りの骨の際(※目の痒み、鼻のつまり、乾燥に)
【太淵(たいえん)】手のひら側の手首のシワの上で、親指側の端(※肺、呼吸器を強くする、健やかにします)
【足三里(あしさんり)】膝のお皿の下から指4本分下で、脛の骨の外側の際(※胃腸に効くツボで、身体に気を補います)