最近、こんな舌していませんか?
ボテッとしていて、端っこにはボコボコとした痕があり、舌全体に苔が多くついている。
こんな舌をしている方、胃腸の具合はいかがですか?
この舌になっている場合は、胃腸がもともと弱い、または最近酷使していたなど、胃腸が弱っている状態です。
東洋医学では胃腸を脾胃(ひ・い)と呼びますが、脾胃は消化吸収をしている場所。今の時季の湿気などの影響でこの消化吸収の力が弱くなると、元気が作りづらかったり、身体の中の水分代謝が悪くなってきてしまいます。
舌がボテッと腫れてきてしまうのは、元気不足また水を多く身体の中に含んでいることの現れです。水を多く含んだ食パンのようにふやけてしまうのです。膨張した舌は周りにある歯に押され、歯の痕が舌に残ります。そして、舌についた苔は自然界の苔と同じ考え。水が豊富または流れが悪いと苔が多くついてきます。
舌に苔が多くついている状態だと、痰が絡む、身体がダルい、食欲がない、気が重い、頭痛、頭が重い、めまい、吐き気、胃もたれ、むくみなどの症状などが出てきやすい。
これらがあれば、放っておいてはいけません。このタイプは進むと夏バテ、秋バテになりやすいです。
今のうちから、食事や運動に気を付け、身体の水分代謝をよくすることをオススメします。
ここでは、水分代謝を良くし、痰のとる効果のあるツボを紹介しておきます。食事、運動とともに指圧などで胃腸の働きを助けてあげてください。
【陰陵泉(いんりょうせん)】
すねの骨を膝に向かって擦上し、骨にぶつかって止まるところの凹み、膝の内側。
【豊隆(ほうりゅう)】
膝と外くるぶしの距離のちょうど半分の場所で、脛の筋肉の外側。
痰を除去する効果があります。
上記のような症状がある方、ご相談ください。
今ある身体の状態にあった治療をして、今のうちから夏バテ・秋バテ対策を!