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1月は、胃腸の不調を訴える方が多かった。年末年始の食べ過ぎ、リズムの変化などが影響したことが考えられた。
胃腸症状を感じる時、一番の原因は、ストレスであろう。
胃腸そのものの失調というのは、実はあまりなく、ストレスあるいは冷えが問題の原因となることが多い。
より、治療においては、その原因へのアプローチが必要となる。この点は、中医学・東洋医学が得意とするところである。
中医学的に見ると、脾胃(胃腸)の働きは、「肝(気血)」と「腎(陽)」の働きを受けて機能する。
ストレスは主に「肝」の乱れ。肝は「疏泄(そせつ)」を主り、気血の流れや情緒の調節を担う臓である。精神的緊張や抑圧が続くと肝の疏泄作用が失調する。その影響を最も受けるのが脾胃(胃腸)である。
結果、胃もたれ、腹部膨満、食欲不振、下痢や便秘などが生じる。ストレス性胃腸障害の代表的な病態である。
一方、現代医学ではこの関係は「腸脳相関」として説明出来る。
ストレスは、脳・視床下部に影響し、交感神経(闘うか逃げるかを主る)が優位となり、ストレスホルモンと言われるコルチゾールが分泌される。
交感神経優位の状態では、胃腸の血流が低下し、蠕動運動や消化液分泌が乱れる。また、コルチゾールは腸粘膜のバリア機能を低下させ、腸管の感受性を高める。その結果、わずかな刺激でも痛みや不快感を強く感じるようになる。
また、重要なのが迷走神経である。迷走神経は副交感神経(リラックスを主る)の主役として胃腸を広く支配し、腸から脳へ情報を送る主要な経路でもある。
慢性的なストレスは迷走神経活動を低下させ、消化機能と情動調節の両方を乱す。これが、胃腸症状と不安・抑うつが同時に現れやすい理由である。
機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群では、器質的異常が見られないにもかかわらず強い症状が出るが、これは神経調節と感覚過敏の問題によるものである。
このように、ストレスと胃腸の関係は、中医学では「肝が脾胃を乱す」と表現され、現代医学では「腸―脳相関と自律神経の失調」として説明される。
胃腸の働きを整える為に、まずは、気の発散と温めることをいたしましょう。

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