人は、足りなさ、を感じた時に、足すこと、入れることを一番に考えると思う。
しかし、入れる為の器が壊れていたり、入れ過ぎなど入れ方が間違っていたり、または、無駄なものがあって、それがスペースを邪魔していたり…
それらがあると、必要なものを入れようとしても、いつまでも満たされない。
食事においてもそうである。例えば、貧血-鉄分不足がある場合に、摂取よりも先に、吸収を阻害するものを控えることを考える必要がある。
鉄分の吸収を阻害するものには、以下のものがある。
○コーヒー・紅茶・緑茶に含まれるカフェイン、タンニン
○牛乳・乳製品に含まれるカルシウム
○穀類・豆類などに含まれる不溶性食物繊維
○一部の加工食品に含まれるリン酸塩
これらを鉄分と同時に摂る、あるいは常飲や過食をしていると、鉄分の吸収が弱くなる。
また、ストレス下でも、阻害されたり、消耗が進む。
一方、鉄分の吸収には、タンパク質とビタミンCを同時に摂ることで吸収率は上がるとされている。
中医学でいう「血虚」血の不足は、鉄分などのミネラルも含まれる。
鉄分不足となると、自律神経の安定性を失い、イライラ、気鬱、動悸、頭痛、耳鳴り、めまい、目の乾き、爪の変形・割れ・乾き、生理痛など婦人科疾患、倦怠感などが症状として現れる。これらは、「肝血虚」に該当する。
補う、には、入れると同時に消耗を減らす必要がある。
講義で学生には、➖️引き算は一工程、➕️は二本線だから、二工程が必要なんだと教え、イメージさせています。
足し算だけでなく、引き算も大切です。
問題の本質を見る為には、陰陽の両面を見る必要がある。
10月になりました。やっと過ごしやすくなってきました🍁
季節は、陰の時期。補う時期。
夏の疲れ、一年の疲れを少しずつ補っていきましょう🙂この先のために✨

0467-55-9021