東洋医学は、陰陽五行が基礎にあり、その中に、五臓がある。五臓とは「肝心脾肺腎」
それぞれは五行に属し、また他に同属するものがある。
例えば、季節。肝-春、心-夏、脾-長夏(高温多湿の時期)、肺-秋、冬-腎。それぞれの季節に、それぞれ五臓の働きが必要であるとともに、その季節にダメージを受けやすいということでもある。
季節は、冬。より、腎が傷まりやすい。
腎は、生命力、発育、生殖を主どる。より、それらが弱まりやすい。
冬は、寒邪が主役。その性質は、収引性。引き締めること。身体は、締められ、気血の巡りが悪くなる。
その影響から、腎の関わりが深い、脳、耳、腰、下肢、泌尿器、生殖器、呼吸(吸気)に痛みや不調が出すやすい。
精神面では、腎は、「恐」の感情を主る。
より、恐れは腎を傷め、腎が弱いと「恐がり、ビクビクする」という感情や性格を持ちやすい。
また、元気不足となり、身体、気持ちともに、持久力を失う。
身体が重くなる、やり遂げる、続けることが出来ない、我慢がきかず、急ぐ、せっかちになる。発展して、イライラしやすくなる。
冬は、腎を補おう。
養生は、腎を温め、水・血を補い、巡らせること。
湯船にゆっくり浸かる、腹巻きをする、以下のような食材を摂る。
ツボは、関元、太渓。指圧やお灸をする。
冬は、補いの時期。
「今年のうちに」などと、どこか気忙しくなりがちですが、予定を入れ過ぎず、ブレーキすること、整えること、意識を置いてくださいね。意識は、向こう側、外側でなく内側に。
今だけだなく、ご自身のこれからの為に🙂