中医学の概念に「気」がある。
風や水はなぜ流れるのか…
その流す力、見えないものを見ようとして、生まれた概念でもある。
それと同じように、人間の体内でも、血や水、また神経の電気信号も流れている。
患部が張る、凝る、もたれ、便秘、ため息、ゲップやオナラ、精神的な状態で左右される。
これらは、「気滞(きたい)」の症状である。
気は、圧迫や締めつけなどにより、滞る。
気が滞るというのは、自然な状態でない。
気が滞れば、血や水も滞る。それに至れば、強い痛み、関節痛、痙攣、腫れ、冷え、浮腫などを作る。
気は流れていないといけない。
流れている、巡っていることで、栄養される。
しかしながら、気滞は、殆どの者が持つ。
精神的な圧迫や締めつけ、それを感じずにいられるというのは、無理な話であろう。
精神を緩める、気を巡らせる、それにまず出来ることは、身体を緩めること。
現代に、鍼灸、マッサージ、ヨガなどが必要とされている理由が分かる。
「行雲流水」
空を行く雲と流れる水。物事に執着せず、淡々として自然の成り行きに任せて行動すること
そうでありたい。
尽力させていただきます。