日本工学院八王子専門学校鍼灸科で講師を務めさせていただき、10年目となる。
今年度も残すは、卒業式のみとなった。
先日は、国家試験を終えた、3年生に対する、卒業生特別講演が行われた。今回は、私の師匠、金子朝彦先生に初めてお越しいただき、その講演のサポートをさせていただいた。
学生達は「臨床とは」という、テーマを総合的に学ぶことが出来たと思う。
また、臨床実習症例検討会も行われた。私も臨床実習の指導教員をさせていただいているので、それに出席させていただいた。
未だ続く、この状況下。学生達は、感染予防に細心の注意をはらいながら、集中を欠くことなく、また楽しみながら、3年間学んできたこと注ぎ、無事に終わらせることが出来た。
教科書に書かれたことと、実際の臨床の間にあるもの、鍼灸をすることの怖さ、結果が出たことによる、成功体験などを得られたことと思う。
この学校は良い。学生がとても素直である。
いよいよ、今週は、卒業式。別れは、少し寂しいが、巣立ちは喜ばしい。
その背中に、エールを送り、見届けたいと思っている。