新しい月となりました。
今月も宜しくお願い申し上げます。
週間天気予報を見ると、曇りの日が続いております。
いよいよ梅雨の到来でしょうか。
ジメジメとし、体力、気力が奪われますね(*´Д`)
東洋医学では、湿気を湿邪と表し、粘滞性、下注性の性質を持ちます。また「湿邪は脾胃(胃腸)を傷める」とあります。
ベタベタ、ネバネバしたものですから、身体に影響すると、気・血・水の流れを阻害します。より“お腹の張り、食欲不振、軟便下痢、悪心嘔吐、浮腫み”を主としながら“頭痛、頭重、瘀血(血液循環の悪さ)、しつこい痛み”などが表れやすくなります。
梅雨時季の養生は、上記からも分かるように、とにかく胃腸に負担をかけないこと。キホンノキは、腹八分目、冷飲冷食を控える、ストレスを内側に溜めないことです。
いつもこの時季に調子を崩しやすいと感じている方は、以下のものを参考にして養生してくださいね。気象庁の発表によれば、今年の夏は例年以上に暑いらしいので…今のうちから。
【梅雨時季の食養生】
○胃腸機能を補う食材
大麦、黒米、玄米、米麹、はとむぎ、じゃがいも、山芋、黒豆、大豆、アーモンド、棗、オクラ、小松菜、生姜、チンゲン菜、トウモロコシ、茄子、人参、にんにくの芽、ネギ、ブロッコリー、オレンジ、アンチョビ、鯛、鱧、肉類、卵類
○軟便下痢、浮腫みに良い食材
大麦、玄米、はとむぎ、春雨、黒豆、カカオ、アスパラガス、きゅうり、高菜、トウモロコシ、茄子、白菜、ブドウ、メロン、鯉、昆布、鯛、鱧、鴨肉
また、クミン、シナモン、コリアンダーなどのスパイスを上手に取り入れ、水分代謝を促すことも良いですよ!
【梅雨時季におススメのツボ】
指圧、お灸などをして、刺激をしてみてください。
○胃腸機能を補うツボ
○水分代謝を促し、軟便下痢、浮腫みに良いツボ
胃腸は、身体の中心に位置します。より、全身への影響性を持ちます。
良ければ、他の内臓を栄養し、機能を促します。悪ければ、それらを阻害し、落とします。
また、腸脳連関という言葉が、最近になり、注目されていますが、腸の機能がダウンすると、脳を上手く栄養出来ず、自律神経バランスを崩し、全身症状を引き起こしたり、メンタルバランスを崩すことにも繋がります。
「腸は脳の母」「脳は腸から造られた」とも言われているのですよ。
脾胃(胃腸)は、後天の精(気血の元)を造る、気血生成の源です。
胃腸って、とーても大切なのです!!