ご紹介で、ご新規の患者様にお越しいただいた。
主訴は、頚の痛み。現代医学、整形外科的にいうと頸椎捻挫。
2週間前に仕事中に傷め、整形外科にかかるも、痛みは一向に引かず、仕事も休み、眠れない日を過ごしていた。
院のドアを開け、お入りいただいた時に「あ、お辛そうだな」と感じた。
下を向くような姿勢で、恐る恐る動く感じ。目だけを動かすようにして、姿勢は固まっていた。
両頚肩は鉄板が入ったように筋肉は硬く、背中、腰までに緊張感があった。
吸玉(吸角療法)と鍼を用い、治療させていただいた。
約1時間の治療。治療後には、向けなかった、左右そして上を向くことも可能となり「全然違う!\(^o^)/」とお言葉をいただいた。
また「助かりました。今日は寝れそ~」ともいただいた。
人にとって睡眠は、元気、血液を補う行為であるため、重要なものである。
この鍼治療での結果は、鍼灸師側からすると、不思議でなく、当たり前のようである。
しかし、これを患者目線で見てみれば、病院へかかり、薬や湿布を使うも、変化が見られず、2週間辛かったものが、一度の鍼治療で痛みから解放され、睡眠がとれる、無理なくお風呂に入れる、仕事に行ける、そのような日常に戻れるということは、感動的なものなのでないだろうか。
鍼灸師となり、臨床に立ち、18年目であるが、改めて、鍼灸の力は凄いな!と感じた。
東洋医学、鍼灸治療にまだ触れたことが無い方は、是非一度、そのドアをノックしてもらえたらと思う。