あいのわ鍼灸治療院は、12月28日の診療をもって、2020年(令和2年)の診療を終えさせていただきました。
こうして一年の仕事、役目を納めさせていただけることに患者様とのご縁、繫がること全てへ感謝の思いです。
心より感謝とお礼を申し上げます。お陰様でございます。
今年は「ご縁」というものにより一層の感謝の思いがあります。
異例の年、人との距離をとらなくてはならない年。
それが一番辛かった...
患者様の中には痛みや辛さがあり治療を受けたいのだけど「無症状でも、もし自分が感染していたら…」とご来院を未だ自粛してくださっている方も未だにいらっしゃいます。
言葉が適切かは分かりませんが、そのお気持ちに心よりの感謝を申し上げます。
また、お越しいただいている患者様方からは「ここに来ることが心の支え」「安心します」「受け入れてくださってありがとうございます」「来てよかった」などとお伝えいただき、この一年は涙する思いでした。
今年はコロナ一色。気を取られ、気づかないところでも疲労感はある。より、この冬は無理せずに休むことを選択してみてください。
陽気の力が弱まる陰の時季の冬は、本来活動を増す時期ではなく、力を溜めていく時期です。人間も動物と考えてしまえば、冬眠の時期ですから。
【東洋医学における冬の養生ポイント】
〇「黒いもの」を摂る:黒豆、黒胡麻、黒木耳、海苔、ひじきなど。これらは、根本の潤い、元気、生命力を補う効果があり、また水分の代謝にも効果を持ちます。また、冬は体内の余分な水分を汗として排出しにくいので、水分や体内で余分な水分になりやすい甘いものの摂り過ぎに注意してください。
〇冷やさない:特に下半身を冷やさないようにしてください。下肢の冷えは胃腸や泌尿器、生殖器の冷えに繋がります。特に女性は注意してくださいね。東洋医学では「足首の冷えは子宮の冷え」と言うのですよ。腹巻やレッグウォーマーを活用しましょう!
多くの方がこのコロナによって沢山を考えさせられているのではないでしょうか。
私自身も「本当に大切なもの、ことは何なのか」などを改めて考えさせられました。
今まで世界は効率を重視し、時間やスピードを如何に短縮するかと進んできたと思います。利便性ばかりを追い求め、自然環境さえも自分たちの良いようにしてきました。その結果に自然環境はバランスを崩し、自然の異常現象が多発しています。今回のコロナももしかするとその産物かもしれません。中医学の世界でも言われておりますが「疫病流行るとき、必ず湿(湿気)がある」
自然環境のアンバランスは人間に及びます。当たり前ですよね。地球に住んでいるのですから。
自然環境の悪化が進めば、健康被害も増していくでしょう。あいのわを選び、お越しいただいている患者様皆様なら、きっと同じことを感じていらっしゃると思います。
それならば、今後を健康で生きていくのにはどうしていけばよいのか。合わせていくのでなく、対応できる力を養い、備えておく。大きな視野を持ちながらも本質を見ること。対症療法ではなく、原因、本質に目を向け、手を当てること。
健康の第一条件は「自身を知ること」です。自身の気質、体質、癖を認め、把握し、どのような日常をおくるのかが重要なことです。東洋医学、中医学は、元よりにそこを診る医学です。より、私自身、今後は「東洋医学の時代」と思っております。
私の与えられる治療がコロナを治せるわけではないですが、予防や波及から生まれた症状、その他症状は治せます。今はただただご縁いただいた患者様にとにかく尽力いたします。
また皆様と笑顔でお会いできることを楽しみにしております(*^-^*)
改めまして、一年のご愛顧をありがとうございました。心より感謝とお礼を申し上げます。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
あいのわ鍼灸治療院
院長 矢野 恭一郎