少しずつ吹く風も冷たくなってきましたね。
風邪、引かれてないですか?
今日は東洋医学的な風邪の予防(ツボ)を紹介します。
風門(ふうもん)というツボです。
頚の後ろ、第2頸椎の外、約指2本分のところにあるツボです。
東洋医学では、風邪のことを「ふうじゃ」と呼び、悪い物、邪気ととらえています。
風邪を引くのは、風の門(風門)から風邪が入ってきてしまったからと考えます。
これからの時季はこの風門の場所にストールを巻いて、風邪の侵入を防いで、風邪の予防をしましょう!
ところで「風邪を“引く”」って言いますよね。
普段からなんとなしに使っている言葉なので、通り過ぎてしまっていますが、
“引く”ということは身体の中に引っ張ってしまっているということなのです。
どうして引っ張ってしまうかというと、身体の中が弱っているからです。
免疫力の低下、要は気(パワー)不足ということです。
身体の中に気が充満していれば、風邪を引くことはないのです。
この気に深く関与しているのが、肺です。肺には身体を外的なものから衛る気、衛気(えき)というものを主っていて、肺の機能が健やかであれば、この衛気は身体を巡り、外的なものから身体を守ってくれます。しかし、何らかの影響で弱ってきてしまうと、衛気の巡りが悪くなり、風邪を引いてしまうのです。
ここで、忘れてはいけないのが、肺(呼吸器)だけを強くすればいいんだ!と思ってはいけないこと。肺は脾胃(胃腸)によって栄養されています。なので、普段から脾胃を健やかにしておくことが重要なのです。
脾胃を健やかにするには、腹八分目、色とりどりにバランスの取れた食事をすること、特にとりすぎはいけませんが、甘い物を摂っておくことが大切です。
脾胃を傷めやすい、甘い物、お酒、タバコは出来るだけ控えましょう。また、やはりストレスを少なくする努力ですね。思い悩み、気持ちが鬱々してきたら、趣味のものを取り入れる、身体を動かすことをして、上手にストレスを発散しましょう!
鎌倉はこれから紅葉が美しい時季に入ります。名所、隠れた名所たくさんあります!
紅葉散歩で、目から栄養を、はり・きゅう・マッサージで身体の中から栄養を。
いい季節です。気持ちをゆっくりさせてください。
頑張っている自分にご褒美を。