こんなことはありませんか?
競い合ってる訳でもないのに、日常的にエスカレーターは止まらずに歩く。駅のホームや通路を一人一人と抜いていくかのように早歩きで駆けてく。
競争社会、時間など数字概念が生み出した社会のせいかもしれませんが、いつもどこか急いでいる。
このタイプの方は、東洋医学的に診ると、頭痛、首や肩のコリ、耳鳴り、入眠困難などが起きやすくあり、感情ではイライラ、焦り、不安などを持ちやすくあります。
口癖が「疲れた~」ではありませんか?
生き急ぐという言葉がありますが、消耗を強く生んでいると思います。
人間、基本として生きているだけで消耗はしています。
食べる、歩く、寝る…全部に力は使っています。また誰かに何かに気を遣いながら生きている訳ですから。当然のことです。
だとすると、出来るだけ健康に長生きをして、楽しみたいのであれば、消耗を少なくすれば良いかもしれません。程よい、バランスが良いがいいと思います。
例えば、車で時速120キロで走る。80キロで走る。両方ともに同じ目的地へ目的時間に着けるとします。120キロで走った場合は目的時間より早く到着出来るとは思いますが、ガソリンの消耗は80キロに比べて大きいと思います。消耗が大きければ、ガソリンの補充も早く、多く必要になります。人に置き換えても同じことが言えます。
間に合うのであれば、ゆっくり歩いてみませんか?
鍼灸治療においても、そのスピードを緩めるようなお手伝いの治療をします。