3月1日、午後、鎌倉は、強く風が吹くようになりました。
春だなーと思います。
東洋医学では、春は「風」の時季。
風の性質は、上昇、遊走性。身体の内で、縦横無尽に動き回ることを表します。
その性質により、痛い場所が移動したり「昨日はこっち、今日はここ」のように、症状が入れ替わったり、同時にいくつも症状が出たりと、安定性のないものとなります。
この原因を、東洋医学では、風の仕業「内風(ないふう)」と捉えます。
症状では、頭痛、眩暈、ふらつき、耳鳴りなどが起きやすくなります。また、加えて、肩こり、不眠、食欲の亢進、胃痛、胸苦しさなども起きやすいです。
沢山ありますが、これらの原因は、実は一緒。
東洋医学では「肝」西洋医学・現代医学では「自律神経」です。
その乱れにより、多種の症状が現れます。
寒暖差(三寒四温)、気圧の変化、日照時間の変化、環境の変化による、自律神経のバランスの乱れることから起きると考えられます。
より医学的には「春は最悪な季節」と言うのです。
じゃ、どうすれば??
日常生活では
○バランスのとれた食事:青赤黄白黒、五色並んだ食事、酸味。食材では、菊花、クレソン、セロリ、トマト、ピーマン、穴子、うなぎ、ししゃも、肉類(レバー)、卵など
○適度な運動
○ゆっくりお風呂(温度は41℃まで)
○深呼吸(特に吐くこと、息抜き)
などを気を付けてください。
意識的には「急がず、焦らず、穏やかに」が肝心です(^_^)
東洋医学・中医学的鍼灸治療は、肝の乱れ、自律神経の乱れを整えることに、処方を持ち、得意としています。
未だ続く時節柄、新年度へ向かう時、引き続き、皆様の心身の健康をサポートさせていただきます。
応援させてください\(^o^)/