我々が鍼灸マッサージ治療を通して皆様にで関われるのは、だいたい1週間の中での1時間です。なかなかこの時間だけでは改善へのスピード感は遅くなりがちです。
これがもどかしい。。。
そこで、その時間外で、もう一つの身体の中からのアプローチ=食事もコントロールして健康を維持していただければと考えます。
東洋医学には「医食同源」「薬食同源」という考え方があります。
食べ物には身体の不調を治す薬効があると考えているのです。
その考えを用いれば何となく調子が悪い、疲れがとれないなどの状態を改善し、また病気を予防することが出来るのです。
ここでは体質によって良いとされているものをご紹介します。
【冷え】ニラ、とうがらし、生姜、えび、鶏肉
【ほてり・のぼせ】白菜、山芋、かに、イカ、梨
【疲れやすい】もち米、ニンジン、じゃがいも、ほうれん草
【痛み・イライラ】そば、大根、みかん、にんにく、にら
【むくみ】はと麦、そら豆、いんげん豆、えんどう豆
【暑がり・肥満】あずき、スイカ、キウイ、レンコン、とうがん
それぞれに体質を改善する効果があるとされています。上手に食事の中へ取り入れてみてはいかがでしょうか。
「食」とは人を良くすると書きます。
食事への意識を少しずつ転換させ、鍼灸マッサージ治療と合わせて、病気にならない力、対応する力、治そうとする力を養いませんか。
痛みや辛さ、窮屈さから解放されることで生まれた心の余白が袖振り合う人へ向かう少しのやさしさになりますように。