夏目漱石が、小説『門』で「石のように凝っていた」という表現を用いたところから広まったとされている「肩こり」
厚生労働省の2021年の調査では、男性は1000人あたり57.2人、女性は1000人あたり113.8人が肩こりを訴える、国民病と言えるものである。(女性の方が、2倍!女性は疲れているんだ!)
また、西洋医学では、不治の病と言われ、鍼灸師業界では、「肩こりの治療にはじまり、肩こりの治療に終わる」とも言われる。
肩こりは、姿勢、目の疲労、噛み合わせ、噛み締め、歯ぎしり、血行不良などから起きると考えられているが、多くは、栄養不足や自律神経失調の関与があるため、難治性である。
また、左肩のこりは、心臓、胃。右肩のこりは、肝臓・胆嚢の内臓疾患でも起きる。
その場合は、内臓の状態が改善しないと、肩こりは緩和しない。
より、肩こりは、整形外科疾患と思われているが、内科疾患であると思っている。
誰にもあり、当たり前のようにある肩こりだが、バカにしてはいけない。
頭痛、耳鳴り、耳詰まり、めまい、のぼせ、頭が働かない、不眠など起こす可能性もある。また、呼吸が浅くなるため、体内が酸欠状態になり、疲れやすくもなる。
日本人は、その体型に合わせ、スマホ、PC、タブレットなどの便利ツールの影響から、姿勢の悪化、脳の興奮から、肩こりとの付き合いは深くなっている。
しかしながら、それらは生活の一部となり、切るには難しい。
ならば、ケアをしながら生活をする、ということが必要なのだろう。
東洋医学、中医学は、「人を診る医学」大きな視野で、皆様の肩こりの改善に、尽力いたします